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雷句誠著作の金色のガッシュ!!は友情と別れを盛大に描かれ、人が目標を持つと言う事の具体性を感じ取れる【漫画感想】 #子どもに読ませたいマンガ

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 金色のガッシュ!!、これは雷句誠の代表作です。
 主人公高嶺清麿は天才中学生。どんな難しい問題でも大学の論文すらも理解できる。しかし、多感な時期に才能に溢れた清麿は排斥されてしまう。
 学校には友達も居ない、授業も楽しくもない、教師には目の敵にされる。そんな日々は清麿と言う人間を腐らせていく。
 そんなある日、清麿の元に突然『ガッシュ=ベル』と名乗る裸の男の子が訪ねてくる。ガッシュは記憶を失っていた所を外国に住む高嶺清麿の父に拾われ、「清麿の友達になってほしい」と言う願いを叶える為に日本へとやってきた。
 人間への不信感から、清麿はガッシュすらも邪険に扱い、ガッシュが唯一持っていた不可思議な文字が書かれた本を取り上げて学校に向かう。
 ガッシュは持ち前の無邪気さで清麿の後を追い、友達を作る作戦を立てる。しかし、清麿はガッシュを騙し不良へとけしかける。これで清々したと思い帰ろうとする清麿、その耳に不良が暴れていると耳にする。
 ガッシュは不良に果敢にたちむかい、清麿が口先だけで発した「後で向かう」と言う言葉を信じて続けていた。ガッシュは清麿が疎まれているのは清麿が何かをしたわけでもなく、ただ周りの人間こそが変わってしまったのだ、自分の友達を馬鹿にするなと叫ぶ。
 清麿はそこに確かに感じられる友情を胸にガッシュと共に不良を撃退する。貧弱な清麿だけでは勝てなかったが、実はガッシュは魔物の子供と呼ばれる魔法を使える種族だった。
 後にガッシュ達、魔物の子供とは魔物の王様を決める為に100人が戦い合う為に人間界へと送られてきたと判明する。
 清麿はガッシュとの友情を携えて、次々に襲ってくる魔物達を撃退していく。ある時は非道な敵を倒し、心優しき者を悲痛な思いで返し、仲間と手を取り合い、ライバルとも出会う。
 その中でガッシュは自分の目指す目標を見付ける。優しい王様に、こんな悲しい戦いをせずに済ませられる王様になる事を決意する。
 仲間も敵もそれぞれが『自分のなりたい王様』を心に持ち、それぞれが真剣にぶつかり合う。
 仲間が別れる時は誰であっても悲しくなる。敵との別れすらも寂しくなる。
 すべてのキャラクターに色濃く描かれる描写。それは魔物の子供と人間との間に描かれる友情。確かにそこに存在する感情と、そこからの別離は涙無しには語れません。
 高い目標を持つ事が出来ない子供も多い中で、ガッシュ達が真剣に自分の中の答えと向き合っていく姿を一つのお手本にするのはいかがでしょうか?