感想・書評〈作品名〉きっと愛してしまうんだ。1～5巻まで連載中〈著者名〉一井かずみ　社内恋愛がしたくなる。ネタバレ注意（レビュー）。 #読書

同期入社の二人がプライベートで偶然の出来事からひとつ屋根の下に住むことになる。お互い初めはぎこちないルームシェアだが、仕事やプライベートを通じてだんだん距離を縮めていく物語。
主人公の歩は、美人は仕事が出来るが人づきあいが苦手な女の子。対する同期の俊輔は明るくて優しい誰からも好かれる優秀な営業マン。
そんな彼と仕事とプライベートを通して接していくうちに、普段は顔色一つ変えない歩の感情豊かになっていく。それが女性から見ても、思わず「可愛い！」と共感してしまうほど。俊輔もまた、家での歩の普段仕事では見せない一面を知り惹かれていく。お互いが相手を優しく気遣いしている関係がとても素敵で、読んでいて胸がキュンとします。そんな二人が同じ仕事を担当することになり、より距離が縮まっていくのですが、俊輔のおかげで雰囲気が柔らかくなった歩を上司で元カレだった人熊谷が、よりを戻してほしいと近づいてきて三角関係になっていきます。社内恋愛のストーリーは沢山あるけど、とても仕事と恋に一生懸命になりたくなる作品です。