「突然ですが、明日結婚します」7巻 宮園いづみ・著
二人で暮らす部屋を決めたあすかと名波。同じマンションに神谷が住んでいたことが後で判明するというハプニングはあったものの、同棲生活は順調なようです。そんな頃、名波にワシントン支局への異動の話が持ち上がります。以前に左遷になった時とは違い、今回は栄転のため、名波はこのチャンスを逃せません。
一方のあすかも仕事を辞められないので、結局二人は遠距離恋愛をする道を選んだのでした。
このカップルらしいなと思える選択でしたが、実際には想像以上の様々な困難が待ち受けているんだろうなと思うと、続きを読み進めるのが少し怖くもあります。名波もまた彼なりに試行錯誤しているようで、予告なしにいきなりあすかを自分の実家に連れて行ったエピソードには少し驚きました。妥協した名波に怒ったあすか。名波が結婚したいと思ってくれるまで結婚しないと言ったあすかも強情で、なかなかうまくいかないものですね。名波が旅立った後も精一杯明るく振る舞うあすかが、なんだか痛々しくも見えました。