今でも最初から最後まで通しで何度でも読み返したい作品。
面白いところ。
とにかくキャラクターが無駄がなくていいと思います。どのキャラクターにもそれぞれの役割をしっかり感じ取ることができます。
それもダイをはじめとする正義の勇者ご一行だけではなくて、敵の魔王軍にもそれぞれ悪としての信念のようなものが感じれるところが魅力だと思います。
クロコダインやヒュンケルのようなまっすぐな心をもったものたちはダイたちとともに戦うことになります。
しかしほかの魔王軍の幹部たちは、言葉が変かもしれませんがまっすぐな悪、純粋な悪といいますか、悪者らしい悪者だといえると思います。
そこにしっかり正義対悪という構図ができあがって、王道のドラゴンクエストのテイストにそったままずっと最後まで楽しめる秘密があるのではないかと感じます。
好きなキャラ。
ハドラーです。
アバンやダイを倒すためだけに戦っているのが感じられて好きです。
途中卑怯な手を使おうともしましたが、それもダイたちを絶対に倒すためだと思えば納得できます。
最初から最後までダイのよきライバルであったのではないかと思います。
最期にアバンの手の中で息絶えるときに、人間の神に感謝するようなセリフもかっこよく、最後まで魅力があるキャラだと思います。