ずっと小さい頃から生活して、いつも側にいたお嬢様に対して、恋心を抱きながらも屋敷のルールとして、お嬢様には婚約者がいつか出来てしまうという現実を受け止めつつも激しく葛藤する男の子の姿に乙女心をくすぐられます。
こんなに男性に思われるなんて幸せだなとストーリーに没頭してしまいます。
婚約者と結婚することがお嬢様にとって幸せなのだと思い、常にお嬢様のことを考えてるのが優しい男だなと思います。
その一方で、そんか気持ちにも気づかないで、呑気に木登りや魚釣りをしたりとわんぱくに過ごす姿とのアンバランスさが面白くて、笑えます。
まっすぐな瞳と純粋無垢な綺麗なお嬢様に思春期まっただなかの男との恋の行方に目が離せなくなります。
兄弟のような関係から、恋は発展していくのが見所だなと思いました。
また、このお嬢様が漕いだと気づく瞬間は、いつなのだろう、何がきっかけで恋と気づくのだろうかと自分の恋愛経験も含めて初めての恋を思い起こさせてくれる作品です。