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漫画「Under the Rose」10巻は、船戸明里が描く衝撃と悲哀のクライマックス…!【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC

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19世紀ヨーロッパの貴族社会を舞台に繰り広げられる家族の物語。身分や、愛人や庶子といったその当時の文化から、不倫と嫉妬、親子愛といった現代にも通じるテーマが描かれた漫画ではあるが、なんといってもクセが強い漫画です。

丁寧で繊細な絵柄が読み手を引き付けるものの、ゆるやかな展開と希望がみえない残酷な展開が多く、途中で挫折したくもなる作品なのです。続きが気になるけど、つらい…そんな漫画の10巻目です。
10巻は、館全体に覆われていた謎が晴れ、キーマンにあたる一人の女性の本音がつまびらかれます。それは今まで語られていたこととは全く違う真実でした。真実が語られ、そしてそれは同時におぞましいとさえ言える事実でした。10巻まで読んだ読者は、おそらく最初から読み直さなければいけません。それ程に、今までの印象が覆ってしまう展開でした。この真実を長年秘め続けていた作者が恐ろしいとさえ感じます。衝撃的な展開を彷彿させるかのような、悲哀ある女性の姿が表紙に描かれているのも、また意味深です。