「そこをなんとか」13巻 麻生みこと・著
赤星くんが直球で楽子にまさかの告白をしたので、続きが気になっていました。結局、返事は次に会う時まで保留にしてしまった楽子。エレベーター待ちの人混みの中でお互いをちらっと見かけても、今のはノーカウントと自分に言い聞かせる楽子がなんだか可愛らしかったです。業務連絡かよ、とつっこみたくなるようなラインの文面にも笑いました。
悶々とした気持ちを振り払うように仕事をしまくる楽子でしたが、妻が「おうちごはん伝道師」なるもので予期せず時の人になったというエピソードは興味深かったです。夫の外園さんの言い分を聞いているとジワリと不快感がこみ上げてきましたが、さらにその上を行っていた奥さんはすごいです。色々な夫婦がいるし、合わない二人に見えて実はお似合いということもあるよなぁと考えさせられました。
そして、赤星くんの件を思い切って東海林先生に相談した楽子が涙を見せたのには、胸が締め付けられました。それでどうするのかと思ったら、赤星くんにOKした展開はモヤモヤしつつも面白かったです。