面白いところ。
触れた者の記憶と精神を破壊する暗殺者、「MIND ASSASSIN」。主人公、「奥森かずい」は普段は温厚な精神科医として、そしてマインドアサシンの能力を使いながらあまりにも辛い患者の過去を消して来た。そして時に真のマインドアサシンの能力と冷酷さを見せる彼を取り巻く人間模様が複雑に絡み合う、いつものジャンプとは違ったテンションの考えさせられる漫画です。
好きなキャラ。
千葉綾佳。自暴自棄になっていたけれど実はとても素直な良いコだった彼女。そのパートナーである彼もとても誠実で深い話だと、じんわりしました。
好きなエピソード。
「#9 罪を犯す者」虎弥太が誘拐されるエピソードです。連載当時はバブル崩壊が始まりつつもあり、なかなか切なくなる回でしたが、大人になり本格的に景気低迷を迎えている現在読むとまた違った感傷に浸れます。そして少しだけ、暖かい気分になれます。
作品に関する思い出。
しんみりしてしまう、でも癖になる。悲しくなるけど読みたくなる、そんな作品でした。
おすすめ。
かずいの過去も少し語られている第2巻。読めば読むほど、彼と虎弥太の事を知りたくなります。
作者に関して。
公式サイトから読めるブログにはなぜか「しらす」ネタが多いです。どうしてしらす!?と思ったら好物だそうです。