」で便利でお安く。「地獄のミサワ」(作者名)と言うと、通じる者が多い今作。作品名より作者名の方が知名度が高い漫画も珍しいと思うが、それだけインパクト大な作者が執筆する、インパクト大な作品の一つである。
まず、地獄のミサワ先生(以下、ミサワ)の画風の９９．９％が、目、鼻、口が顔の中心に寄りすぎている。
ミサワを知っている人間が見れば、百発百中「ミサワだ！！」と分かる。
また逆に、顔のパーツがセンターに寄っている芸能人などは影で「ミサワじゃね？」などと陰口を叩かれたりもする。ある意味ネットスラングの１つとも言える。
カコカワ宣言では、様々なキャラクターが登場する一話完結型だが、人気のあるキャラクターや作者が気に入っているキャラクターに限ってはよく出てくる。
が、編集者内で人気のあった「鳥」という可愛いキャラクターは、人気が出たからという理由だけで同作の人気キャラクター、かおちゃんの手により唐揚げにされ食べられてしまうなど、残酷なシーンもある。
ちなみにこのかおちゃんは世界一の美少女であるが、他のキャラクター同様顔のパーツが真ん中に寄っている。高校に通うも、実は既に卒業していたというドジな点もあるが、男に多額のお金を貢がせている小悪魔的一面もある。
他にも後輩にだけは舐められたくない先輩や、手から石油が出てくる奥様方など、魅力的なキャラクターが多数出てくる、飽きのこない漫画である。
でもみんな顔は一緒である。
