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No.6[1巻](原作/あさのあつこ・漫画/木乃ひのき)感想ネタバレ注意・管理された未来型年都市で四方を壁に囲まれ街に…。

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一言感想。

今後どうなってしまうのか目が放せない。

面白いところ

NO.6という何もかもが管理された未来型年都市で四方を壁に囲まれ街に忠誠を誓うエリートだけが住める都市があるのだが、壁の外には西ブロックというエリート以外、いわばゴミ溜めのような地区もある。
そのNo.6で暮らす紫苑と西ブロックの矯正施設からはながら逃げてきたネズミという男がNo.6の本当の正体を探ろうとする話。
ある嵐の日、12歳の誕生日に大嵐が来るのだがそこで紫苑は部屋の窓を全開にし大声で叫ぶ。そして西ブロックから逃げてきた手負いのネズミと出会う。

ネズミはもともと殺されるはずの受刑者でそこから逃げ出した。当時12歳くらいだったネズミがどうやって厳重管理された西ブロックとNo.6を横断したか考えればとても過酷だたんじゃないかと思う。
そして16歳になり謎の奇病により2名の殺人現場に居合わせた紫苑は矯正施設送りになってしまう。しかし連行途中に「あんたには恩がある」とネズミが助けに来る。
No.6で暮らすということは都市に忠誠を誓うIDカードがあるのだがそれを途中捨てる事になる。しかしそれを捨てるという事はここでの、今までの生活を全て捨てるという事になる。ネズミは「捨てろ」という。
1巻では生きたければ捨てろという表現が多い。

好きなキャラ

ネズミ。初めて出会ったときのネズミは血のりでべったりで誰も信じていない風だったが、紫苑には少し違う思いいれがあるのか。しかし朝目が覚めるとネズミは消えていた。
数年後再会したネズミはすっかり大人っぽくなっておりどこか艶めいていて俗に言う危険な男No1。
紫苑。NO.6で暮らしていたときは何も知らない(頭はエリートだが)甘ちゃんのお坊ちゃんで、しかしネズミと出会いが彼をどんどん変えていく。
紫苑はNo.6を豊かな暮らしの理想郷だとは思っていない。しかしそれを口にすれば反逆とみなされてしまう。しかし彼は正直なのも加えて天然なので思ったことをすぐに口に出してしまう。それが災いか出来上がっていたストーリーなのか加えて殺人現場に居合わせたのもあって今回の矯正施設連行が決まってしまった。

好きなエピソード

ネズミが紫苑を助けに来るシーン。こういうことは慣れてるんだよ。と車の強奪爆発。「混乱したままじゃ動けない。」という紫苑に「動け。動けないなんて甘っちょろい事2度と言うな。あいつらはおれたちのことを人間だなんて思ってない。虫けらを踏み潰すみたいに始末できるんだ。」と言うシーン。
その後下水を泳ぐシーンでネズミが「やけに聞き分けがいいじゃないか」と言って「虫けらみたいに殺されるなんてごめんだ」というシーン

好きなところ

ネズミは基本自分に何を言われても怒らないが「慣れてる」と一蹴。その代わりに紫苑が怒るところ。
ネズミの欠けた心を紫苑が補っているような感じがするところ。

おすすめ

紫苑のたくましく成長していく姿が寂しくもあり心強さも感じる。紫苑の生長、ネズミとの小さな信頼関係の芽生えも見逃して欲しくない。

作品に関する思い出

原作は小説なのだがわりと読まなくてもいいよと言う人が多い。読みたい。

作者に関して

もともと木乃さんは自己出版(同人誌)で二次創作活動をしていた方なのだが、まさかこんな大きなデビューをするとは思わなかった。
ご本人様も人当たりがよくキレイな方でとても凄いと思う。