少女漫画界に咲くどくだみの花、岡田あーみん先生のギャグ漫画。
高校生の娘の典子を心配するあまり、ぶっ飛んだ行動に出るパピィこと佐々木光太郎が主人公の漫画です。
基本的な内容はギャグです。
それも、これが少女漫画なの?と思ってしまうくらいの強烈な内容です。
そんなギャグの中にも、時々ほろりとさせられる展開があります。
光太郎は奥さんと死別しており、父親一人で娘を育てています。
亡くなった奥さんの分も娘に愛情をかけてあげたいという思いから、必要以上に娘に干渉してしまい、結果として周りを巻き込んで大騒動を起こしてしまって、娘に迷惑をかけて嫌われてしまいます。
そんな娘を思う父親の複雑な気持ちを、この漫画を通して少しでも分かってもらえたら良いと思います。
恐らく初めは、ドタバタギャグ漫画で単純に面白い、楽しいと思うだけですが、何度か読んでいくうちに、ちらりと見え隠れする親の気持ちが理解できるのではないでしょうか。