一言感想
血沸き肉躍る見えない戦い。
面白いところ。
潜水艦という一般人では分かりえぬ冷たい海底の熱い戦いを描いています。極秘裏に建造された日本出資、アメリカの原子力潜水艦シーバット、その艦長として乗り込んだ主人公海江田四郎の海の中の反乱をきっかけに物語は進みます。東西冷戦時代の緊迫した時代、日本を含めた各国の政治を含めた戦いもあります。海江田の目的、その戦い方に思わず引き込まれてしまうマンガです。
好きなところ。
戦争なんてあってはならない、と思いつつもやはり物語の中での戦いには沸き立つものがあります。潜水艦が反乱すると世界にどれほどの脅威があるのかということも考えさせられますが、海江田が何故反乱を起こし何故戦うのか、その目的を知れば海江田に味方したくも、やはり違和感を感じざるを得ない部分も出てきます。主人公のことがなかなかわからないですがそこにカリスマ性が見え隠れします。マンガですが・・・
好きなキャラ。
深町洋(ふかまちひろし)
主人公海江田四郎と対をなす人物。むしろこちらが主人公でもおかしくない。海江田が謎が多く、冷たいキャラであるなら深町は熱く一直線な男です。わかりやすく、しかし正しいその熱い行動に惹かれずにはいられません。深町がいなければこの物語は成立しないでしょう。もう一人の主人公です。