主人公、杏ちゃんが少女から大人へ至るまでの長い時間をかけた心情と恋愛模様が描かれたストーリーになっています。
話の途中には私も実際に行った事がある、島根県のサンドミュージアムが出てきます。実はその場所こそ話の原点になっているので何だか親近感が沸きました。
12歳から26歳までの14年間を描いているのでかなり長いし遠回りも多い気はしましたが、ドロドロしていたりする部分も含めただの少女漫画とは少し違うな~という印象を受けました。
あまり漫画には興味のない私の母もハマッて読んでいたので、大人向けの漫画かもしれません。
主人公の杏ちゃんは両親の離婚や母の自殺と言った重い過去を背負っているのですが、大声で喧嘩したりととにかく強気な性格。ただ、成長するにつれてお母さん譲りのナイーブな一面もチラチラ見えてくる可愛い女の子です。
そんな彼女の運命の相手こそ大悟。
友情から愛情へ変わる二人の心境の変化だったり、周りの環境がドロドロしすぎているせいもあって一度破局してそれぞれ他の人と向き合おうとしたり、結局は運命に導かれるように結ばれたり…展開に飽きはなく一気に読んでしまいました^^