面白い漫画を教えてください。

色々な「面白い!」を発信します。

スポンサーリンク

花もて語れ/感想&レビュー「朗読」を題材にした漫画、小説などを観客に読んで聞かせる…ネタバレ注意。

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

「朗読」を題材にした漫画です。
様々な小説などを観客に読んで聞かせる人々が出てくる漫画。

とだけいえば、別段面白くはなさそうですが、漫画内で取り上げてられいる小説の中の風景や登場人物の動き、表情などが絵で表わされているので、読んだことのある小説をもう一度楽しめるのは勿論、知らなかった小説も「是非とも読んでみたい!」と感じること請け合いです。

「朗読」を「表現」として成しうる為に必要な技術や感性、度胸といったものを主人公の女性が苦労と努力を重ねながら徐々に獲得していく、という漫画ならではの成長物語としても面白みがあると思いました。

私には「朗読」という表現方法自体、馴染みがありませんでしたので、新しい世界を知るということだけでも充分に楽しめました。
漫画好きの方は言うまでもありませんが、小説ばかり読んでいる、という方々にもお勧めしたい作品です。

「自分の読んでいる、読んでいた小説が、この漫画ではこういう風に描かれるんだなあ」
「あの小説の登場人物をこんな風に表現し直すのか」
「自分の考える作品のイメージを観客に伝えるのはこんなにも困難なのか」

など、今までの漫画を読んだ感想とは違った種類のものを抱きました。
果ては、「朗読、ちょっとやってみようかな」とまで思い至ったりもしました。

「朗読」という世界の奥深さ
「小説」を漫画でも読めるお得気分
やさしく繊細で読み易い絵柄
などなど、たくさんの魅力がこの作品には詰まっていると思います。
週刊の漫画雑誌にて連載中で、単行本も続々と発刊されています。
お見掛けの際は是非、手にとってみてはいかがでしょうか。