今やドラマ化もされた言わずと知れた名作、ブラッディ・マンディ。
私も最初は「あー聞いたことあるなぁ」と軽い気持ちで本を手に取りました。
クラッカーが得意な高校二年生、高木藤丸。得意のパソコンを駆使して事件を乗り越えていく話です、が。
最初は学校規模の事件だったのに、段々日本、はたまた世界までとスケールが大きくなっていく話に圧巻させられます。そして敵は目に見える人たちばかりではない。自分の身近なところにも、裏切り者は存在しているというどんでん返しでビックリさせられました。
とにかく主人公もまわりも頭が良い。ただ難しい言葉を並べ立てるだけじゃなく、ちゃんと読者にもわかりやすく補足説明もありつつテンポを崩さない話の組み立て方がとても優れていると思います。
だから見ていて飽きない。わかりやすい。そしてどんでん返しでそうだったのかと納得させられます。
まだ見たことない方は勿論のこと、ミステリー好きの方。在り来りな話には飽きてしまった方でも何度でも楽しめるのでオススメです。