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メモリー・オブ・レッド2,3巻(原作:GoRA/漫画:黒榮ゆい)感想ネタバレ注意・3巻で完結してしまうのだがとても寂しい。

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一言感想

この漫画は3巻で完結してしまうのだがとても寂しい。なぜかというと十束が死んでしまうから。
十束の撮ったビデオカメラにそっての話なので十束が死んだら終わってしまう。「へーきへーき、なんとかなるって」が口癖だったのに。

面白いところ

青の王が出てくるところ。
青の王(宗像)はセプター4といって対特殊能力をもつ特殊警察のようなもので、そこには伏見猿比古といって昔八田美咲と一緒にHOMRAに入ったが青に寝返った「裏切り者」が出てくるところ。

赤の王から力を授かると人それぞれ体のどこかにHOMRAの徴が刻まれるのだが、八田と伏見は同じ場所に徴があり裏切り者として八田とは何かと突っかかる。色と従う王は違えど二人の間に繋がりを感じる。

好きなキャラ

伏見猿比古。元HOMRAのメンバーだが今は青の王率いるセプター4に所属している。
左鎖骨部分にHOMRAの徴があるが10話で猿比古はHOMRAを抜けると美咲に言った際裏切るのかと言われ、「これは俺達の誇りだろ!」と叫ぶ美咲の目の前で「お前のいう誇りがつぶれちゃったなぁ?美咲」と焼き潰してしまう。
一見性格が悪そうでも二人は中学から一緒で美咲に誘われHOMRAに入った。ずっと二人でいたのにだんだんHOMRAに馴染み自分を見てくれなくなった猿比古は憤りと寂しさとどうしたら八田は昔のように自分だけを見てくれるんだろうと思い悩みだした選択と行為だと思う。
伏見は寂しかったんだと思う。八田が自分からどんどん離れ、自分の知らない八田になるのが怖かったんじゃないのかと思う。
3巻で二人が中学時代の話をイライライライラしながら話すところがほんとに昔は二人だったんだなと感じた。

好きなエピソード

好きではないが最終話で十束が殺される話。前日はメンバーの誕生日の準備だとみんなで計画をたてて、十束は夜景を撮りにいくと言ってそのまま殺されてしまった。無色の王に。
「俺は幸福だったよ」と言って死んだ十束を思うとやりきれない気持ちでいっぱいになって胸が張り裂けそうになる。

おすすめ

裏切り者として憎んでいた猿比古と八田が二人で麻薬の密売所を潰す話。
昔は二人でいるのが当たりまえだった。と八田も思っているので二人はやはり絶対に切れない何か、絆で繋がっているんじゃないかと思う。

作品に関する思い出

伏見猿比古は八田への思い入れが強いのか「お前は俺だけを見ていればいいんだよ」など発言しているし、彼は執着心が強いのかと思う。
小説ではまだ伏見がHOMRAにいる時代が書かれているのでとても新鮮。

その他

八田と二人で乗り込んだ麻薬倉庫での爆発時、伏見はおそらく八田を庇ったのであろう。二人には切っても切れない。口でなんと言おうとも腹のそこでは全く違うことを思っているんじゃないかと思う。
でもきっと十束ならそんな二人を笑いながら「へーきへーき、なんとかなるって」と言ったと思う。