後半はどんどん暗い展開になっていったけど、それはそれで好きでした。
面白いところ。
振り返ると、やっぱり最初の頃が1番面白かったかも、と思います。どこからどう見ても正真正銘の優等生である有馬に対し、素の自分を偽ってまで完璧な女性を演じ切り、周りからの賞賛の声に酔いしれている雪野。あの2人の初期のギャップがたまらなかったです。
好きなキャラ。
ゆきのん。見栄っ張りで意地っ張りで、でもものすごい負けず嫌いの努力家。こんなサバサバ系の女の子が学生時代に自分の近くにいたら、絶対友達になってだだろうなーと思います。
最後は高校生で妊娠してしまうのに、その後の将来を自分で考えてしっかり道筋を立てられるところも、カッコイイです。
好きなエピソード。
有馬の実のお父さんがガッツリ出てくるところ。カッコイイ親子のツーショットがたくさん見られるだけでなく、有馬の葛藤、お父さんの葛藤、伯父さんの葛藤がそれぞれ描かれているので、非常に内容の濃いエピソードでもありました。
好きなところ。
やっぱり主人公の雪野と有馬が出てくる会話シーンは大好きです。たぶん、頭のいい2人だからこそ生まれる独特な笑いがあって、それがツボなんだと思います。サラリとしたブラックジョークとかが散りばめられていて、ホント面白いです。
おすすめ。
後半はかなりドス黒いシーンも増えますが、トータルで見ると笑って泣いて楽しめる奥深い青春マンガです。一部だけでなく、全巻読み切ることをおすすめします。