面白い漫画を教えてください。

色々な「面白い!」を発信します。

スポンサーリンク

「この音とまれ!」17巻作者:アミュー、琴や音楽を中心に繰り広げられる、青春人間ドラマ【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

最近、電子漫画サイトで4巻まで無料企画が有り、以前から購入していて最新刊の17巻が販売していたので購入し、つい1巻~17巻まで一気読みしてしまいました。
・・長いのに、つい、一気読みしてしまう・・、それ位、大好きな漫画です。
 この本の作者のご家族の方が実際に琴をされていて、作曲等もされている様なのですが(漫画中に出てくる曲のオリジナルCDが発売になっています)、音楽講師をしていた自分の経験上から、もの凄く「音楽を演る上・教える上」での大事な核になる事が「サラッ」と完璧に描かれていて(教える側としても感覚的な事で、理解させるのに苦しむ事等)色々な面で、もの凄い良い漫画です。音楽への愛情で溢れてる漫画です。

 音楽を相当演奏してきた人にしか分からないであろう感覚や苦悩、音楽指導経験が無いと絶対に言えない台詞がふんだんに描かれていて、作者の方ではなくお姉様(確か)が音楽家で(それにしても完璧に描ききっているのが、間接的な話だとしたら、相当凄い事です)その影響か解らないですが、とにかく音楽を仕事にしている人は勿論、音楽をこれから演る人、演ってる人には、楽器に関わらず偏見無しで、是非読んで欲しい、、そんな漫画です。
この漫画を読む事でスランプから抜ける事が出来る人が沢山居るのでは無いだろうか・・??そんな気さえします。

音楽をやる上で「絶対的に大切な、心を音に乗せる事」って意外とバンドを演ってる人や、専門的に習っている人でも出来ない事、知らない事、無碍にしている事が多いのですが、「何故、それが大事なのか?」「何故、楽器を弾くのか?」そんな事がふんだん且つ自然に「これでもか!」と描かれています。

「リズム感」についての練習の発想も、凄いものが有りました(顧問の鈴ちゃん先生とコータ君の合宿でのやり取りを参照)。
世の中に数ある音楽漫画の中でも、かなり上位に位置する作品と、かなりオススメ出来ます。
 ただ、ここまで書くと「難解な、琴が主体の、ウンチクの詰まったツマラナイ漫画」なイメージ?と言うと、決してそうではなく、美麗な絵、人間味溢れる登場人物、それに伴うストーリー展開で、笑えて泣けて読後が凄く温かい気持ちになる漫画です。

 何もかもに諦めて生きていた主人公の「チカ」や、不良少年たちが「琴」を通して、色々な気持ちを知り、急成長していく姿には、生きる希望さえ貰えます。
また、「チカ」が琴を始めるきっかけになった「お爺ちゃん」を取り巻く人達の交流が、凄く温かいもので、涙無しには読めない作品です。
簡単な言葉では表す事が難しいし、蛇足が長いと本編を読んだ時に感動が薄れるので、是非一読して、チカや皆と、一緒に泣いたり笑ったりしながら読んで欲しい作品です。
音楽って素敵だなぁ!って思う事、間違い無いです。