「ぼくは麻理のなか」3巻 押見修造・著
麻理として日常生活を過ごさなければならなくなった主人公。外見は麻理でも中身は小森なので友達との会話もかみ合わず、周囲からは怪訝な目で見られるようになります。一番仲良しだったクラスメイトのももかとも徐々に気まずくなっていきます。そしてももかの彼氏ヒロキが、ももかと別れて麻理に乗り換えようとした一件で、亀裂は決定的なものとなったのでした。
作者はおそらく男性だと思われるのですが、女子特有の陰険なやり取りの描写がすごく上手くて引き込まれました。心の中では麻理への不満が渦巻いているのに、表面上は笑顔を崩さないももかが怖かったです。そして女子グループから距離を置かれてしまう主人公ですが、ヒロキが迫ってきたことをきっかけについにブチ切れたのを見て、よく言った!と思いました。これまで言いたいこともまともに言えずもじもじする小森にイライラさせられましたが、ここでやっと少し成長が見られましたね。1巻ではひたすら気持ち悪かった小森ですが、実はものすごく純粋な人間なんだなと思えた内容でした。
ありがとう寄稿。
反論はのらりくらりとかわしながらも、自分の都合の良い方向へ物事を進めていってしまう徳川家康。理詰めで物事を進めていく石田三成から見たら、その態度はさぞイラついただろうなと思います。家康は秀吉の死を知って一人静かに手を合わせていたので、情の深い人物だとは思いますが、本多正信の入れ知恵も大きいのかなと想像しました。
豊富秀吉死んだ、石田三成が徳川内府と対立…真田丸32回・応酬/テレビ感想&あらすじネタバレ注意。 #TV | おすすめ面白い小説用ブログ。