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黒薔薇アリス全6巻(水城せとな)感想&あらすじ・主人公は人気テノール歌手のディミトリ・レヴァンドフスキ…ネタバレ注意。 #マンガ

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感想

始まりは、1908年のオーストリアのウィーンです。主人公は人気テノール歌手のディミトリ・レヴァンドフスキ。大きな事故に巻き込まれてしまった彼は奇跡的に一命を取り留めますが、それはヴァンパイアになったためでした。

ずっと恋心を抱き、その身分の違いから秘めていた相手アニエスカを手に入れようとし、襲いかかりますが、彼女は直前、ディミトリの目前で自ら命を絶ってしまいます。悲しみの果て、肉体だけは残しておきたいと考えたディミトリは魂の抜けてしまった人形のような彼女を大切に扱ってきました。

そして100年後、東京で教師を務める菊川梓は教え子の光哉と恋愛関係になりそうな感じでいました。狭間で揺れる彼女たちのもとに居眠り運転のトラックが突っ込み、梓は仮死状態、光哉はもう助からないだろうという状態に。光哉を救うために人形状態であるアニエスカの肉体に魂をささげた梓は取引に応じ、「吸血樹の繁殖」に協力することになります。

とても美麗なタッチのイラストであるのに、とても冷たくて悲しい物語だなと感じました。初めの1908年のウィーンが舞台なのかなと思っていたのですが、その100年後に続き、まだアニエスカを愛するディミトリを悲しく思いました。もう100年間もそんなふうにそばに置くなんてもう愛ではなく執着だろうと感じました。