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心霊探偵八雲/感想&あらすじ・幽霊の見える赤い左目のせいで産んでくれた母親に…ネタバレ注意。

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心霊探偵八雲

あなたは幽霊を信じますか?私は幽霊やお化けといった類が苦手である。しかし、もし死んでしまった大切な人にもう一度だけ会うことができるなら。もう一度だけ話すことができるなら。そう考えたことはないだろうか。その願いを叶えるのがこのマンガの主人公である斉藤八雲である。
生まれた頃から幽霊が見えるという普通ではありえない特異体質である八雲は、その幽霊の見える赤い左目のせいで産んでくれた母親に殺されそうになる。そのようなことがあったため人間を信じることができなくなってしまった八雲の前に、友達を助けて欲しいという女の子が現れる。

その女の子・小沢晴香は、肝試しに行った友達に幽霊が取り付いているのではないかということで八雲に助けを求めたのである。この出会いにより、八雲が少しずつ人に対して心を開いていくところがこの作品の大きな見所である。心境の変化などが細々と散りばめられているところは読んでいて心が動かされる。まるで猫みたいに気まぐれな性格の八雲と意地っ張りな晴香との進まない恋愛など、見ているこっちがじれったくなるような要素、幽霊と人間の関わる事件を解決する推理要素などが含まれており、怖い物が苦手という人でも思わず引き込まれてしまう作品だ。

推理もの大好き、心霊系大好き、恋愛もの好きといった人は是非とも手にとって欲しい。