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ネタバレ注意!僕の初恋を君に捧ぐ/感想&あらすじレビュー・垣野内逞、種田繭の二人の恋愛物語…。

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著者、青木琴美。小学館少女コミックス、全12巻。

小さな頃から心臓病で入退院を繰り返している垣野内逞(かきのうちたくま)。彼の主治医の娘である種田繭(たねだまゆ)の二人の恋愛物語。

逞が20歳まで生きられないと知った繭に、将来のことなど微塵も疑わずに「20歳になったら僕のお嫁さんになってください。」とプロポーズする逞。懸命に逞が生きられる道を探そうとする繭。

逞と同じ心臓病の少女の死や、20歳まで生きられないことを知り、繭を遠ざけようとする逞の葛藤。わずかな希望を信じて逞を一途に想い続ける繭。

大人でも生死について真剣に考え、受け止めることは難しいのに、主人公二人が、お互いへの想いを真摯に貫く姿勢や、心の葛藤が丁寧に描かれている作品です。

物語の終盤で、18歳の誕生日を迎え、いよいよ寿命が近いことを知った逞が、それでも繭と結婚したいと思い、繭の両親のもとに許しをもらいに行く場面は、娘を思う両親の気持ちがとてもよく表現されていると思います。最終巻は涙なしには読めない、素晴らしい作品だと思います。