私がこの漫画に出会ったのは、面白いもの好きの友人にすすめられて読んだのがきっかけです。
まず、表紙の絵を見てかなり魅かれました。
表紙にはこの漫画の主人公である、中山と川原が描かれているのですが、その立ち姿と構図が私好みでした。
キャラクターの顔は昔の漫画にでてくるようなかんじで、昭和の男前的な中山と三枚目な雰囲気の川原が対照的で、なんとなくキャラ設定がよめると思ったのですが、読んでみると期待を良い意味で裏切るキャラ設定でした。
男前の中山は真面目な顔してけっこうシュールなことをするし、川原はそんな中山からけっこう被害を受けているはずなのに、全然懲りていないのが良いかんじでくすっときます。
私が一番好きな話は、川原と中山が相撲をとるのですが、相撲からだんだんエスカレートしてなぐりだした中山が手加減なしに川原をずたぼろにするという話です。
最後にほっぺたをつねられた中山が川原につばをかけて終わるという、シュールすぎる終わり方が大好きです。