- ハロルド作石
- 野球マンガの中でも特に好きな作品のひとつです。
面白いところ。
まずは実在の選手がたくさん出てくるところが好きでした。
絵柄も特徴を捉えていて、またまさにそれぞれがその選手らしい活躍をするので現実と照らし合わせて楽しむことができました。
さらにこういった野球マンガには珍しくパ・リーグを中心として話になっているところも面白いと思いました。
当時は今よりパ・リーグは人気がなく、そこをマンガの舞台とするとは、と興味を惹かれました。
また主人公の役割もチームの4番や大エースというわけではなく、タイトルにもあるとおりストッパーであるというところもほかの作品とは一線を画していて面白いところだと思います。
好きなエピソード。
佐世保が怪我をおして出場しホームランを打つシーンです。
このホームランを打ったときの見開きの構図がとてもかっこよく脳裏に焼きついています。
文字がまったくない絵で、佐世保がゆっくりバットを投げている。
このシーンには何か静けさと迫力のようなものを同時に感じました。
作者に関して。
このマンガを読んでいるとこの作者は野球が好きなんだな、特にパ・リーグが好きなのかなと感じさせられます。
今読んでも当時を思い起こされるようなネタがたくさんあって楽しめます。
これで今ではセ・リーグよりパ・リーグに興味を持つことになってしまいました。