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ゴルゴ13/155巻感想レビュー・狙撃内容のありえなさや発想をまず楽しめます…ネタバレ注意。

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  • さいとうたかを
  • 完全無欠のスナイパーゴルゴのとんでもないテクニックをただ手放しに楽しめます。

面白いところ。

いわずと知れたスナイパーゴルゴ13ですが、その狙撃内容のありえなさや発想をまず楽しめます。
そんな方法でやるのか、と驚かされること必至です。
またゴルゴはただ天才というわけではないのが面白いところです。
ずっと読んでいるとわかりますがたまにミスをします。
そういったところが人間らしいといいますか、完璧ではないんだなと感じることができて面白いです。
ゴルゴは天才型ではなく常に下調べや武器の準備・チェック、周りの人間への根回しを怠ることがありません。
そういったところに注目して読むと面白いと思います。

好きなエピソード。

人工衛星の軌道を変えるという依頼を受ける話が好きでした。
宇宙空間は空気がなく銃器が使えないので、ゴルゴは弓を人工衛星に当て軌道を変えようと、日本の弓道の実力者に教えを請います。

その時点でその発想にワクワクするのですが、ゴルゴが教えを請おうとするその態度がまた印象的なのです。
ゴルゴが他者に何かを教えてもらうシーンはたまにあるのですが、どれもしっかり相手のルールに乗ってっているところがいいと思います。
郷に入っては郷に従えの精神があるのでしょうか。
このエピソードはこれほど長く続いてるこの作品のなかでもかなり印象的でした。