- 原作・水木杏子
- マンガ・いがらしゆみこ
- どんな境遇でも強く生きるキャンディスが好きです。
面白いところ。
孤児院で育ったキャンディに、つらく当たるラガン家の人々や、大おばさまの態度が幼心にも不思議でした。
また、同じく孤児院で育った幼馴染のアニーからも、孤児院育ちと知られたくないから、と冷たい態度を取られてしまいます。
子供のころはどうしてみんなキャンディにいじわるばかりするの?と疑問に思っていました。
好きなキャラ。
テリュース・G・グランチェスター。不良でイケメンの貴族の御曹司ですが、有名女優の隠し子でもあるのです。
キャンディとは相思相愛だったのですが、不幸な事故で泣く泣く別れることになってしまうのです。
テリィとキャンディは、いろいろあって、やっと再会して、こんどこそ幸せになれると思っていたので、すごく悲しかったです。
好きなエピソード。
ニールと婚約させられそうになったキャンディが、大おじさまに会いに行くところ。
大おじさまはキャンディを養女にしてくれた大恩人ですが、一族の前にすらあまり姿をみせない変わり者とされていたのです。
執事のジョルジュが、初めて自分の意思でキャンディを接してくれたところもよかったです。
好きなところ。
キャンディの強さ。看護婦になると決意し、その目標に向かって進んでいきます。
そこでも様々な壁にぶつかるのですが、それを一つ一つ乗り越えいくキャンディの強さがすごいです。
おすすめ。
丘の上の王子様にであってから、また再会するまでの物語、といってもよいと思います。
悲しいことも数々あるのですが、最後は丘の上の王子様がかわいいよと言ってくれた笑顔で終わります。
ベルばらが大河ドラマなら、このキャンディ・キャンディは朝の連続テレビ小説になるんじゃないでしょうか?
キャンディの生き方に、勇気づけられます。
作品に関する思い出。
15年くらい前になると思いますが、地元でいがらしゆみこ先生の原画展が開催されました。
ご本人もいらっしゃって、握手とサインをいただきました。
キャンディ・キャンディの書下ろしのイラストも多く展示されていて、ドレスの水玉模様も細かく描かれているところがすごかったです。
とっても感動したことを覚えています。