「それでも世界は美しい」3巻 椎名橙・著
先王の実弟でありリヴィウスの叔父にあたるバルドウィンが突然現れましたが、華のあるキャラクターで私はけっこう好きでした。文武に優れていて人の注目を集めるカリスマ性があり、でもプレイボーイで口が上手く、さっそくニケを口説いていたのが笑えました。でもそれを見てキレたリヴィウスは、すごく怖かったです。「お前の国を火の海にしてやってもいいんだぞ」をニケに言い放ったリヴィウス。
世界を征服した人物だと分かっていても、ニケに対しても自分に絶対服従させようとするところが垣間見えると、恐怖を感じます。この一件ではニケが一肌脱ぎ、リヴィウスとバルドウィンが向き合って話し合える場を作って、2人が和解できたのは良かったです。そして、物語の舞台はニケの生まれた国、雨の公国へと移っていきます。ニケの家族がたくさん初登場しましたが、私はニケの3番目の姉カラが一番好きでした。1番目と2番目の姉が騒々しくおしゃべりなタイプだったので、それを一歩引いて傍観しているカラが妙にステキに見えました。
ありがとう寄稿。
しみじみと「ここを攻めるなんて無理だよ」「堅く守ったら難攻不落に思えるんだけど……落ちちゃうんだよなあ」と感想を漏らします。
水曜どうでしょうclassic 試験に出る日本史3には、お市の方登場/感想!悲劇の美女のエピソード、小谷城へと向かいます…(ネタバレ注意)。 #TV - みんなの恋愛ブログ。