」で便利でお安く。ワンピース-ONE PIECE第776話「コロシアムの英雄」（尾田栄一郎）
小さな親切大きなお世話、ワダツミの恩返しは大きな波乱を生んでいたようです。先週は休載、その前もカラーページでお休みだったせいでしょうか、久しぶりの扉連載はぎっちぎちに描きこまれていました。
さて本編ですが、前回のフランキーVSセニョール・ピンクに続き、ひまわり畑のキュロスVSディアマンテにも決着がつきました。
ヒラヒラの能力で隠し持っていた花火を次々と懐から出してくるディアマンテ。打ち上げられた紙ふぶきは無数のとげ付き鉄球となって頭上に降り注ぎます。軍隊をも皆殺しにする“死の星屑”（デス・エンハンブレ）、すべて剣で打ち返して回避するキュロスでしたが、ディアマンテに脚を銃で撃ち抜かれ倒れてしまいます。ロビンが到着するまで身動きもできなかったというのに、怒りにかられてディアマンテを討とうと鉄球の中に飛び出しかけたレベッカを制止したのは、無防備に鉄球に撃たれながらも立ち上がるキュロスでした。レベッカの孤独な戦い、愛する者に忘れられる苦しみ、ドレスローザに降りかかった悲劇、怒りの塊となったキュロスは片脚のハンデも、撃ち抜かれたもう片方の脚も、降り注ぐ鉄球も物ともせず、ディアマンテを正面から一撃で切倒しました。“雷の破壊剣”（トゥエルノ・バスタード）、その名の通り雷の早さだったのでしょう。ディアマンテはのんきに“半月グレイブ”を構えている最中でした。円月殺法ならともかく、半月では負けて当然かもしれませんね。
パワー・スピード・ガード・ガッツ、どの面をとってもキュロスは強いですね。ですが鉄球をよける傘にするために、手刀でひまわりの茎をザクザク切ってたロビンちゃんも実は相当な猛者ではないかと思います。
