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「七つ屋志のぶの宝石匣」8巻 二ノ宮知子・著「デュガリーにやってきた社長令嬢の杏花さん」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC

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お客様としてデュガリーにやってきた社長令嬢の杏花さん。その杏花さんの父親が、行方不明になっている顕定の叔父の友人だったことから、また一歩真相に近づくというドキドキのストーリーでした。
最初は途方もない金額のティアラを自分の結婚式用に特注しようとする杏花さんは、ただの世間知らずのお嬢様に見えましたが、なかなか好感の持てる女性ですね。スポーツ好きの彼にとことん付き合えるたくましさもいいし、なにより明るさがあって楽しそうにしているのっていいよなぁと原点に立ち返って改めて思いました。
そして、秋元夫人の紹介で訪れたお宅で顕定が思わぬ濡れ衣を着せられる事件の話は、とても面白かったです。セレブな夫人たちの噂話の広まる速さって怖いですね。でも人間の本質はけっこうしっかり見抜いていて、彼女たちの「北上さんをターゲットにするなんて許さない!」というオーラがすごくて笑いました。
また、ついに登場した虎徹ですが、思いのほか愛されキャラのほんわかした人で拍子抜けしました。これから志のぶをそっと助けてくれる存在になるといいなと思います。