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感想・書評『百年法(上)山田宗樹:生と死について深く考えさせられるファンタジー小説』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

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不老不死の体を手に入れられる代わりに、100年後には必ず専用の施設で安楽死させられるという制度を導入した未来の日本を描いたファンタジー小説です。

不老不死で若い体を持ち続けるのか、それとも自然の摂理に従って本来の寿命で死んでいくのか、自分ならどうするだろう、どちらが幸せなのだろうと考えさせられました。登場人物は、人数は多いですがそれぞれの環境や今までの人生が細かく描写されていて個性が引き立っていました。現在でも早いスピードでIT技術や科学の技術が発展して行っているのを感じるので、この小説のような世界が近い未来に訪れるのではないかと思いました。物や国の制度などの設定も細かくて、その部分もリアルさを演出しているのだと思います。登場人物が、不老不死を手に入れても安楽死させられるまでのカウントダウンに焦る様子がとても印象的でした。上巻では短編小説のようにそれぞれの人生が描かれていますが、下巻でこれらのストーリーがどのように繋がっていくのかが楽しみです。