昭和20年7月から原爆が落とされる日までの話。すずがいる呉の町は戦禍が激しくなり空襲に幾度となく襲われ、時には日に7回も警報が鳴ったこともありその回数だけですごく恐ろしいと思った。
女子供だろうが容赦なく機関砲に狙われたり焼夷弾をばらまかれ家を失って畑にあったさつまいもが良い具合に焼けたとお裾分けする人の泣き笑いが悲しい。
当時、皆怯えながら助け合いながら暮らしていたのだと。
民間人の上に爆弾を落とすことに怒りを覚えました。
本当に酷い時代だった。
そしてすずの実家がある広島への原爆投下。
呉にまず閃光が届き何秒かあとに衝撃波がやってくる描写がリアルで当時の様子もこんなだと初めて知りました。
爆弾によって利き手を失う大怪我を負い、まだ実家がどうなったか次の話以降になりますが実家まで失っていたとしたらなんと酷い。
戦争はしてはいけないと改めて思いました。