江戸時代の貸し道具屋さんとその大切にされた道具の神様、つくもがみの物語ですが、まずレギュラーで登場する5体のつくもがみたちのわいわいがやがやぶりが面白いです。
つくもがみと人間でお互い直接会話することができないのに、お互い盗み聞きして情報交換しているシーンはお約束ですが笑えます。ヘタレイケメンの幸之助が大事な印籠をゴロツキに奪われて三十両の大金を請求されたのに、自分では何もできずにお団子屋さんに通い詰めているというのもおばかっぽくて憎めないです。清次とお紅の骨折りで助けてあげるところは、貸し道具屋の姉妹の親切心を感じてますます感情移入できました。最終的にゴロツキも意外にヘタレだったことなど、全体的にキャラが緩く、根っからの悪人が出てこないのも深夜アニメにふさわしくのんびり見られます。江戸の街並みの絵が奇麗なのも癒されます。