この漫画に出会ったのは高校生の頃。友達の家にあったのを見てそのまま何冊か借りて読んだところ、どんどん引き込まれていきました。あくまでも三国志ですが、これは三国志演義なので史実とは異なるところはあると思います。
が、それでも人が生きていく上で大切にしたい考え方がいくつもあり、人生における道標になっていると言っても過言ではないと思っています。そこまで言える根拠はズバリ『人の気持ちを読み解く大切さ』だと考えます。
どんなに優秀な人材であっても必ずしも成功するとは限りません。では、何が違うのか?それは人の気持ちを理解しているかが最大の鍵であると考えます。劉備はお人よしですがその優しさ故に優秀な人材が集まってくる。曹操は冷たいところもあるが本当に大切にしている人には最大限の優しさを表現できる。逆に呂布は自分の腕力のみに頼り、様々な人を裏切った結果、殺されてしまう。どんなに優れた物を持っていても生かすも殺すも自分次第なのです。
周りが何を求め、自分が何ができるのかを適切に見極めていく事が人生においては非常に大切ではないでしょうか?自分の能力なんてちっぽけな物です。そして、その能力を最大限生かすのは自分ではなく周りの人達なのです。そんな大切な事を教えてくれた漫画だと考えております。