3月20日
大好きな俳優さんの一人である堺雅人さん主演作ということでずっと観たいと思っていた映画ですが、BSで放送されていてやっと観ることができました。
南極の観測拠点で任務に励む隊員たちに食事を提供する仕事、という珍しい職業にスポットを当てており、興味津々でした。マイナス70度という極寒、トイレもあけっぴろげでプライバシーもない中、ひげや頭髪が徐々に伸びていくにつれどんどんストレスがたまっていく男たちの姿を、とても人間くさく描いていて素晴らしかったです。日本映画ってこういう雰囲気のものが多いように感じますが、鬱々とした感情が視聴者の自分にもうつってくる気持ちになります。
高良健吾さんがおじさん達の中で唯一若い爽やかさを振りまいていて、清涼剤のような存在感でよかったです。料理をする姿も様になっていた堺さん、無口だけれど目や表情で訴える演技が上手いなぁと感心してしまいました。