「コレットは死ぬことにした」9巻 幸村アルト・著
前半はカワウソのコツメの成長物語でした。コツメって頭が弱そうに見えて、実はけっこう周囲をよく見ているよなぁと感じます。ハデス様の妃にふさわしいのはどんな女性か、という話で盛り上がるガイコツたちに向かって「それってコレットさんのことですか?」と核心に迫る一言を言い放ったのはさすがだと思いました。
舌足らずなしゃべり方をするのでセリフが読みづらいのが玉にきずですが、応援したくなるなんとも可愛らしいキャラクターですね。
そんなコツメがポセイドンの家来に応募することになります。結局不採用となってしまった展開には「ポセイドンひどい」と思いましたが、また冥府に戻ってこれてめでたしめでたしですね。ハデス様の家来の方がコツメには向いていると思うので、これから頑張ってほしいです。
そして、メインテーマとも言えるハデス様とコレットの恋の行方は、どうなってしまうのでしょうか。ハデス様のことなので無表情にコレットを突き放してしまいそうで少し怖いですが、続きが気になりました。