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雪花の虎5巻・東村アキコ・著「武田晴信の似顔絵でおおいに盛り上がっていたのが笑えました」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC

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「雪花の虎」5巻 東村アキコ・著

冒頭から、武田晴信の似顔絵でおおいに盛り上がっていたのが笑えました。確かにもっとごつくて、男の中の男といった風貌を想像してしまいますよね。細面の美男子だと知って、衝撃を受けうろたえまくる実乃がおかしかったです。
さて、財政の切り盛りの仕方でも才覚を見せる景虎が素晴らしく、その聡明さにはほれぼれとしてしまいました。あっと驚くような発想で越後の様々な問題を解決に導いた景虎。このマンガは景虎が女であるとの前提で描かれているので、こんな柔軟な考えを思いつくのはいかにも女性的でしょう?という読者への問いかけが伝わってきます。
そして、織田信長が出てきたシーンには思わずクスッと笑いました。信長は大人気ですし、それこそ様々な作品で多く描かれていますが、「尾張の風雲児」と呼ばれるほどなのだからこれくらい荒くれ者でもおかしくないですよね。
また、宇佐美定満の登場にはワクワクしました。川中島の戦いまでに、この宇佐美がどれくらい景虎を成長させるのか見ものだなと思いました。