ポプテピピックワールドは不滅!:『ポプテピピック Second season』(大川ぶくぶ)
史上最高のクソマンガ、あるいは史上最高のマンガと毀誉褒貶が激しい『ポプテピピック』。
その記念すべき2巻目が『ポプテピピック Second season』。冒頭では今までの『ポプテピピック』とは思えないラブコメ調の4コマがあり、「ポプテピピックも路線変更か」と思いましたが、そんなことはありませんでした。パロディ・皮肉を巧みに織り込んだマンガは相変わらずで、「ゴロゴロゴロ…バーン」(ゴルゴ13)、ネット民がやたらと深読みする姿を現した「読・解王」、「ガールズ&パンツァー」や「君の名は」をネタにするなど、ポプテピピックワールドが堂々と展開されています。1巻の時は使いたいパロディを描くマンガという感じでしたが、2巻では綺麗なオチを目指してパロディを使っている感じがしました。1巻よりはこの2巻の方がポプテピピックの面白さは分かると思います。惜しくも『ポプテピピック』は連載終了になってしまいましたが、またいつか再開してほしいなと思っています。ポプテピピックワールドには不思議な中毒性があるのです。