「砂漠のハレム」1巻 夢木みつる・著
身寄りもなく貧しい奴隷であった主人公ミーシェは、ジャルバラ王国第三王子カルムの目に留まり、彼の側妻として後宮に迎えられます。王族達が女性を道具のように扱うのを散々目にしてきたミーシェは、初めからカルム相手にケンカ腰で接します。しかし他の王族達とは違いカルムの後宮にいる女性達はにぎやかで明るく、お互いを尊重しあうような良い関係を築いていました。
それを目の当たりにして、少しずつカルムを見る目を変えるようになったミーシェ。ミーシェは女達が誘拐されそうになったのを体を張って助けたり、カルムが毒を盛られた事件を解決するべく一人で真相を嗅ぎまわったりと、人のために走り回る姿が素敵です。一方のカルムははっきりと物を言う自信家ですが、国を統治する手腕があり、周囲の人達を大切にする優しさもあってとてもかっこいいです。正妻にとプロポーズしたカルムに対してミーシェが「お断りします」と即答したのには大笑いしました。同情なんかで正妻になっても嬉しくないと言ったミーシェの気の強さに、とても好感を持ちました。
ありがとう寄稿。
震えながらも立ち向かっていき、最後に自らの手でクムジに矢を射ったヨナの姿はとても気迫にあふれていて、圧巻でした。
暁のヨナ7巻/感想ネタバレ注意!あらすじ・悪徳領主のクムジから阿波の町を救うため、ヨナはユンとともに人身売買の取引現場に…。 #COMIC - 面白い漫画を教えてください。