」で便利でお安く。ものの歩・第14局「賭け」（池沢春人）
簡単なあらすじ。
GWは竜胆の実家で合宿をする信歩であったが、弱すぎる為に竜胆から出て行けと言われてしまう。
行くあてのない信歩は十歩のもとを訪れる。十歩は得意戦法を１つ決めた方がよいとアドバイスするが、戦法を絞るのはある意味賭けでありリスクも高い道である。
しかし信歩は迷わずそのアドバイスに従い「矢倉」を極める覚悟をする。信歩の覚悟を知った竜胆は大会で共に戦う事を改めて誓うのだった。
面白かったところ、一番好きだったシーンは？
今回も熱く、見所満載で一番が決められない程です。信歩の来訪に喜んだりする十歩の表情が、人間的にどんどん良い方向に変わっている事を表していて、とても嬉しくなるシーンでした。
楽しむことは忘れないでね、と泣きそうな十歩のシーンも好きです。迷いなく矢倉を極める事を決めた信歩の凛々しい表情も好きです。
最後の竜胆の「大会まで俺に預けろ！！！」というシーンもとても盛り上がりました。
好きなキャラクター、注目した登場人物は？
信歩と竜胆、信歩と十歩、互いが互いを思いやり、友情を深めていく彼らが大好きです。
信歩を心配するかやね荘メンバーも微笑ましくて良いですね。
作中で最も好きで気になるのは、やはり信歩です。
孤独で不器用だった信歩は、将棋と出会った事で今や人間関係の渦の中心にいます。信歩のその変化と成長をずっと見守っていきたいと感じさせます。
次回の展開予想や希望や想像など。
蒼馬のいる将和高校は真逆のブロックのため、決勝までいかなければ戦えないとの事ですが、「矢倉」という戦法を極める決意をした信歩がどの様に成長し勝ち進んでいくのか、目が離せません。
また、今は十歩と竜胆の直接的なつながりはありませんが、信歩を通じて、今後2人も友人になっていってほしいと思います。
ありがとう寄稿（マンガ感想記事）。
作品は80年代後半から90年代前半に連載されていたので、髪型やファッションに少し時代を感じますが、内容は今読んでも、何回読んでも瑞々しく感じます。
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