おすすめコミック1位「火の鳥」感想ネタバレ注意！過去、現在、未来、地球だけではなく宇宙全体を包み込んでいる壮大なお話・ランキングベスト３！

火の鳥はすべての生き物の過去と未来を考えます

3位　20世紀少年

原作にかなり忠実な映画化になり話題になった作品です。
自分自身の世代が主人公たちとほぼ同じだったので、子供時代の描写はとても懐かしい気持ちで読んでいました。
物語は「ありえないよね」と思う展開ばかりでしたが、それでも引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
「ともだち」という集団、宗教（のようなもの？）、思想、どう表現したらいいかわかりませんが、自分の考えを貫くためなら人の命を奪っても構わないと言う考え方は本当に恐ろしいし、そういう思いを抱くきっかけがほんの些細なことだったというのも恐ろしいと思いました。

2位　犬夜叉

高橋留美子さんの作品で一番好きなのが犬夜叉です。
アニメでも見ていましたが、やはり原作を読むのが一番です。
半妖の犬夜叉と、人間のかごめが惹かれ合っているのに素直になれない感情にやきもきするし、心配になるし・・・
でも、最終的には現代から過去へタイムスリップをして、犬夜叉とともに生きることを選んだかごめの強さに感動しました。

1位　火の鳥

過去、現在、未来、地球だけではなく宇宙全体を包み込んでいる壮大なお話です。
時代によって様々な切り口からストーリーが展開されますが、共通しているのは人間の愚かさだと思います。
人間も動物も植物もみんな命を持っているのに、人間だけが特別だと思い込む愚かさや、命が生まれる前はどこにいるのか、命が死んだあとはどこへ行くのか、宗教無関係で考えさせられる物語です。
火の鳥の世界観を考えると、今の自分がどれほどちっぽけでつまらない存在か思い知りますね。もちろん、そんな存在も必要だと教えてくれています。