」で便利でお安く。暁のヨナ第９話「ふるえる覚悟」
ヨナが、身を守るために武器を覚えようとする。生命に向かって武器を向ける覚悟を決めようとする話でした。
さて、暁のヨナですが（マンガを未読でアニメだけ見ている者の感想として読んでください）、テンポが遅いというか、描いてくるポイントが自分の期待と会わないのか、今ひとつです。
ヨナは、茫然自失しているところをハクにより生きながらえることができ、生きたい」ということと、「もっとこの国を知りたい」という目的を見つけました。
そのために、自らを脅かす追っ手や、食料となる生命に矢を射かける決意を固めるというのは、彼女が通るべきステップではあると思います。
しかし、彼女の置かれている現状は、父親である国王が暗殺され、権力、野望の渦巻く世界。物語の展開から、最終的にスウォン対ヨナによる、国家統治を巡る戦いになることをどこかで期待しているからこそ、限りある話数のアニメで、今回のようなテーマで一話つぶしてしまうのは非常にもったいない、と感じてしまいました。
大好きな人による国家への反逆と、それは隠蔽され、策略的に王座を奪われてしまう、という、シビアなところから始まった物語だったので、世直しだったり、部族間の陰謀だったりがどのように描かれるのか期待して、視聴を継続していますが、今のところ、女子受けするキャラクターの量産と、キャラクター間での感情の揺れ動き、感動的な台詞のられつを狙った、悪い意味でいわゆる少女漫画にしか見えないのがとても残念です。
そろそろ視聴を終了しようかと思います。
