僕のヒーローアカデミア№13「遂に敵との遭遇」(堀越耕平)
今回は人命救助の訓練のため、離れた訓練場に移動する主人公たち。
そこで遂に敵組織である、ヴィランの集団との初遭遇に至ります。
これが空間に突如生じた闇から現れる、という登場シーンなのですが、最初に出てきたヴィランの演出が実にすごい。
闇の中から出てきた顔を、1ページまるまる使ってアップで描かれているのですが、「悪」を感じさせる怖さというか、おぞましさや危険さがありありと伝わる、迫力のある登場シーンです。
効果音もセリフもなく、漫画家の技術一つでここまでゾッとする一枚を描けるあたり、作者さんの表現力の高さを改めて実感しました。
設定的に派手な展開というか表現も十分多い作品ですけど、今までの話の中で、トップレベルにインパクトの大きい名シーンだと思います。
次の話では本格的にヴィラン組織とのバトルシーンに入るでしょう。
今回作者さんの表現力を魅せつけられただけに、否が応でも迫力に満ちたバトルへの期待が高まります。