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ベルサイユのばら/ネタバレ注意!アニメ最終回感想&あらすじ・最後にアランが、妹の墓を守りながら農民になる道を話した時、革命の激動を…。 #ANIME

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ベルサイユのばら、史実とフィクションの融合

ベルサイユのばらはアニメから入って、漫画も全巻買ったくらい好きな作品。
オスカルはアンドレの後を追うように、銃に倒れる。でもオスカルが死んでも、フランス革命は終わっていないことを示すように、後半は淡々と史実メインで話しが進み、「シトワイヤン」以外の主要登場人物を軒並み革命の名の下に命を落としていく。
それ自体は史実通り。

でも、例えばフェルゼンとマリー・アントワネットの最後の逢瀬や、ロザリーが監獄でのマリー・アントワネットのお世話係になるエピソードなど、物語を彩って違和感がない。
子供の頃は、ルイ17世が自分の親である王や王妃を貶めたり革命歌を歌ったりするのが理解できなかったけれど、それが史実であることを後で知って、革命が子供にどんな影響を与えたのかと驚愕した。
国王が処刑され、マリー・アントワネットもそれに続き、シトワイヤンが憎悪した対象がなくなって革命が内部分裂する様まで、簡潔に描ききっている。
また、フェルゼンが国に戻って後、民衆に撲殺されたシーンは、本当に衝撃だった。
フェルゼンの民衆への憎悪が、フェルゼン自身をボロ雑巾のようになるまで民衆を駆り立てた程、民衆もまた憎悪していたのかと。
大人になってから、ベルサイユのばらのエピソードと史実について調べたりしたが、なるほどきちんと描かれていると、調べる度に思う。
最後にアランが、妹の墓を守りながら農民になる道を話した時、革命の激動を一瞬忘れ、日常をようやく取り戻せる。
革命は、本当に民衆のためになったのかと。
ベルサイユのばらは、大人こそ見るべきだと思います。