感想
最近すごく疲れている25歳のOLの熊王かすみ。ある日家のお風呂が壊れてしまった彼女は近くの銭湯にいくことになります。その戦闘はものすごく古めかしく、多少ひきつつ扉をあけると番台にはとっても綺麗な女の子がすわっていたのです。この作品のいいところは、普通に銭湯のいいところを紹介しているところです。
例えば、美容効果や治療効果があるといわれる温泉自体の効能や、不特定多数と一緒に入浴することでどうしても気になる衛生観念など、とてもきちんとしているんだよ、といった表現がされているのがいいです。キャラクターの思想や行動だけで銭湯はおまけ、とはならずにちゃんとこんなにいいところもあるんだというふうに描かれているしその表現のせいですごく面白いと思えます。肌が綺麗になってすごく気持ちよかったので自宅のお風呂が直っても通っているというのにもとても羨ましく思いました。私は今妊娠しているので衛生的には何の問題の無いのですが、すべりやすいということから行けないでいるのでのびのびゆったりと湯船につかっているシーンをみて本当に羨ましく思います。この作品を子供を産んで大きくなったら夫と3人で行きたいなと思いました。あと銭湯に毎日行ける経済力が何より羨ましい。