ベイビーステップ第11話「リスクと可能性」ついに決着!
第5シードの宮川卓也(みやがわたくや)とのゲームも最終局面。
しかし、いまだ栄一郎(えいいちろう)は宮川のサーブゲームをブレイクできずに苦しんでいた。
もちまえの目のよさを生かし何とか対等にプレイしている栄一郎だが、彼には決定打がなく苦戦を強いられている状況。
しかし、ここで栄一郎はあることにふと気づく。これまで負けないことだけを考えゲームをプレイしていたのだが突然、勝てる可能性を見つけ栄一郎はリスクを背負ってでも勝負を仕掛ける。
ここまで散々宮川に見せつけてきたサーブ後のリターンを前で迎え撃つスタイルを囮にして以前、逞(たくま)にしてやられた『前にでたフリ』のフェイントで宮川の裏をかきついにマッチポイントを迎える。
いよいよ次は宮川のサーブ。ここで栄一郎はこれまでの確率からコースを先読みしリターンにかけるが、読みは外れあっさりとタイへ。
これで終わりかと思われた試合だが、なぜか動揺する宮川のサーブはまさかのダブルフォルト。
窮地が一気に大チャンスとなった栄一郎、逆に大ピンチとなった宮川はここまでの苦戦を振り返り、『油断せず確実に勝ちに行こうとした』自分の慢心に気付く。
そして迎えたマッチポイント。
宮川はこれまで貫いてきたプレースタイルを捨てリターンダッシュ。これには栄一郎も驚きを隠せない。
勝負を賭けた宮川のボレーに栄一郎の体は反応する、前に詰めていた宮川の頭上をボールは抜け必死に追う宮川だが、あと少し及ばず試合終了。
何だかあっけない幕切れでびっくりしましたが、昨年悔し涙をのんだ『ノートのやつ』の快進撃が遂に始まりましたね!これからも栄一郎から目が離せません。