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ネタバレ注意!TEXHNOLYZE(テクノライズ)アニメ最終回感想&あらすじ・ストをどう締めるのか気になり最後まで見届けたけれど…。

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こんなラストを誰が予想しえるものか TEXHNOLYZEの最終回

TEXHNOLYZE(テクノライズ)の第一話を見た時には、街を仕切っている組織の底辺から成り上がっていく主人公の話だろうかと単純にもそう思った。
組織の意向に逆らって右腕と右脚を切り落とされた男が、ある科学者によりテクノライズと呼ばれる義肢をつけて貰う、とそれだけを聞いたら多くの人はそんな話だろうと思うはず。けれども違った。街はどんどんおかしくなるし、主人公は成り上がりたいとかそういう気概もないし、ヒロインはずっと何を考えているのか分からず、地下街である流9洲から抜けた上の街も、穏やかではあるけれど理想の街ではなかった。

組織の抗争の悪化もテクノライズの暴走も無力化も、全て王道的な展開のはずなのに全てが終結ではなく破綻に向かっている気がする。それがテクノライズのストーリーだった。
このラストをどう締めるのか気になり最後まで見届けたけれど……見終わった第一声が、「どうしてこうなった……」だった。ガッカリという意味ではなくて、何というか、ただただ純粋にそう思った。困惑したと言った方が正しいのかも。
ヒロインの蘭はおかしな物体にされた。協力者であったはずの大西は蘭の望みを聞き入れ蘭を刺した。大西は逆の勢力に殺された。他の人物は、協力者も対抗者も皆消えたり或いは死んで、おかしくなって、動かなくなり、主人公の櫟士(いちせ)だけが残された。そして櫟士が選んだ道は、蘭も自分も生命の海に還る事だった。
どうしてこうなった、と心底思った。誰がこんな最後を予想しただろうとも。最後に胎児のように眠る櫟士が初めて救われたような気がして、そんなことにも愕然とした。
このアニメはどういう話だったのかを説明するのは難しい。途中途中は何とか説明できるけれど、このラストを話すのはとても難しい。とにかく見てみないとこの感覚はきっと伝わらない。難解なアニメだった。