一言感想
引きこもりの少年が異世界でオタク文化の普及に命をかける物語。
面白いところ。
オタク文化の普及と言う事で言葉や形式だけでなく、人気のアニメ作品等も出てきますが、つい最近のまで出てきていて反映がすごく早くてタイムリーです。何も知らなかった異世界の住人が染まっていくのはなかなか面白いです。
好きなところ。
コメディ要素の多めの作品ですが、異世界のファンタジー世界が舞台なので貴族と平民の身分の違い、ドワーフとエルフの確執など真面目な話も出てきます。主人公の加納慎一はそれらを何とかしたいと思いますが、それとは別に日本政府の思惑も入ってきたりとストーリーも練りこまれて好きです。
好きなキャラ。
慎一のお世話をしてくれるメイドのミュセル。ハーフエルフで階級的にも種族的にも下に見られていますが、慎一が普通に接する事で次第に慎一に強い想いを寄せていきます。真面目な良い子なので普段は大人しいですが、慎一に大胆な事を口走ったり、日本に勝手に着いてきたり、命を懸けて守ってくれたりします。
好きなエピソード。
アニメオリジナルのミュセルが日本に来た話。役人に任せていてはオタクの教材がちゃんと届かないと慎一は自ら日本で教材を買ってくる事に。一人だけ許可が下りたのに、心配したミュセルは荷物にまぎれて着いていきました。結局バレて、慎一と街に行くのですが、メイド喫茶でオムライスに慎一の顔を描いてもらったのに旦那様のお顔を食べられないと泣き出したのにはびっくりしました。夜は夜で二人っきりの部屋でちょっとしたドキドキがあったりします。
おすすめ。
全編においてオタク用語やそれらしい行動を慎一が取ったりするので、オタクに耐性がないときついかもしれません。逆によく知っている人はニヤッと出来るネタが満載で面白いと思います。
その他。
OPが作品の雰囲気に合っていてすごく良いと思います。途中でOP映像が若干修正されるので修正前と比べてみても面白いと思います。