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嘘喰い(作者:迫稔夫)感想&あらすじ・ギャンブル漫画、ブラフを見抜き、逆用すると言われる鬼才のギャンブラー斑目貘…(ネタバレ注意)。

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嘘喰い 作者:迫稔夫(週刊ヤングジャンプ連載中)

「嘘喰い」は、ギャンブル漫画です。
全てのブラフを見抜き、逆用すると言われる鬼才のギャンブラー「斑目 貘」に付けられた異名が、作品のタイトルでもある「嘘喰い」です。
週刊ヤングジャンプの看板作品のひとつ。ギャンブル漫画は「カイジ」や、同誌で連載中の「ライアーゲーム」などが有名ですが、この作品は少々毛色が違う作品です。

まず、絵が緻密です。私見ですが、ギャンブル漫画の多くが、心理描写やトリックに重きを置く作品が多いように感じます。それはそれであるべき姿だと思うのですが、この嘘喰いは、連載開始序盤こそ不慣れでしたが、メキメキと画力が向上し、ヤングジャンプ連載陣の中では「イノサン」に継ぐ高度な画力であるように感じます。
第2の特徴はド派手なアクションです。
本編はギャンブル漫画ですが、あるときはイカサマの画策のため、またその阻止のため、あるいは敗北の反古のため等々、あるゆるシーンで暴力の行使が行われる本作。主人公「嘘喰い」の仲間が、嘘喰いの身柄と利益を守るためおおたちまわりを披露します。高度な画力に裏打ちされた大胆にして緻密なアクション漫画としての面もあり、総合エンターテイメントとして高い水準にある漫画作品です。
特徴3は、登場キャラクターの魅力と、豊富さです。ギャンブル勝負を捌く、審判的な役割を担う「立会人」が、さらに勝負を白熱させます。あるときは敵に、あるときは自分に肩入れし、勝負をかき回す魅力ある立会人たち。キャラ漫画をめざしているのかと疑るくらい各キャラクターごとにキャラだちをしています。
緻密なトリック、大胆なイカサマ、豪快なアクション、そして僅かな思いやりを堪能できる名作で、ぜひおすすめの作品です。