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阿部寛主演で映画にもなり話題をさらった…テルマエロマエ/感想&あらすじ(ネタバレ注意)。

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今更ながらの「テルマエロマエ」

阿部寛主演で映画にもなり話題をさらった「テルマエロマエ」。2014年4月26日(良い風呂の日)には「テルマエロマエⅡ」が上映される。古代ローマの浴場事情が、タイムスリップにより日本の風呂文化を学ぶ「ルシウス(主人公)」によって、改良されていく様子をおもしろおかしく描いた物語。

コメディの中で少し古代ローマについても知ることができる漫画である。この漫画の面白さは、ルシウスが日本人を「平たい顔族」と称し(そりゃあローマ人からしたら私たちの顔は平たいだろう)、その平たい顔族が繰り出す日本の風呂文化に毎回オーバーなほどの驚きと感銘を受けるそのリアクションである。「我がローマが最も秀でている」と思っていたルシウスは一回目のタイムスリップでは落胆するものの、すぐに気持ちを切り替えて、少しでも自分が素晴らしいと思ったものをローマの浴場に反映させるために研究する様は素晴らしいと思う。タイムスリップの度に、新たな発見をし古代ローマにアイディアとして持ち帰るルシウス。最後には現代のその遺跡からルシウスが日本の風呂文化から持ち帰った「思いもがけないものたち」が出てきたりもして、最後までおもしろい漫画である。