- 原作/大場つぐみ 漫画/小畑健
一言感想
どちらの正義が勝るのか、手に汗握る命の駆け引き!
面白いところ。
死神の落としたノート。それに名前を書くと、書かれた人はその通りに死んでしまうデスノートだった。
デスノートを手に入れた夜神月(ヤガミ ライト)は、犯罪者のいない新しい世界を作るべく、正義の名の下に犯罪者を抹殺していく…。
月の発想や、先の先のそのまた先をと考えて手を打つような綿密な計画と、キラである自分を捕えようとするL(エル)や警察らに対抗する手段、自分が疑われないための言動が完璧ですごい。
気付かれるかも、駄目かも…と思った後の切り抜け方や、Lに疑われているときの駆け引きなど息をのむ展開に大興奮です。
月の容赦なく悪を裁く正義と、Lと警察ら法の下に定められた正義の戦いに次の展開はどうなるのだろうとワクワクしました。
月とLの先の読めない命をかけた壮絶な心理戦で読む人を引きつけて、また絵もきれいで読みやすいので、時間を忘れて読み込んでしまいます。
好きなキャラ。
夜神月
普段の大人しい優等生と、感情が高ぶり高笑いするキラの2面性が悪そのもで清々しいです。
歪んだまでの正義感と、自分は正しいと信じきる姿勢で、利用できるものは家族であれど全て利用して、自分の野望を叶えようとする野心が好きです。
作品に関する思い出。
映画化になってから友達から面白いと薦められて読み始めたのですが、今まで読んだことのないタイプの漫画で驚愕でした。
明らかに悪役であろう月が主人公であること、犯罪者に慈悲もかけず、自分を守るためなら容赦なく片っ端から消していく月に感心すらした覚えがあります。
今読み返しても面白いなあと思います。